沖縄県北部医師会が急患ヘリ 恩納以北カバー
琉球新報が、名護市の北部地区医師会が6月中旬から急患搬送ヘリコプターの運用を始めることを報道している。
同医師会病院の道向かいに土地を確保、ヘリポートを整備中で運用開始は16日を予定。県立北部病院への搬送も可能にするため、同医師会は県に名護市の県農業試験場内のヘリポートの貸与を要請、県は貸与する方針のようだ。
急患ヘリは恩納村以北の本島と伊是名、伊平屋、伊江村を含む北部圏全域をカバー。伊是名、伊平屋も片道15分内外で搬送が可能になり、搬送時間はこれまでより大幅に短縮されるという。
【参考記事】
・北部医師会が急患ヘリ 恩納以北カバー 2007年6月8日/琉球新報社
名護市の北部地区医師会は6月中旬から急患搬送ヘリコプターの運用を始める。同医師会病院の道向かいに土地を確保、ヘリポートを整備中で運用開始は16日を予定。県立北部病院への搬送も可能にするため、同医師会は県に名護市の県農業試験場内のヘリポートの貸与を要請、県は7日までに貸与する方針を固めた。 急患ヘリは恩納村以北の本島と伊是名、伊平屋、伊江村を含む北部圏全域をカバー。伊是名、伊平屋も片道15分内外で搬送が可能になり、搬送時間はこれまでより大幅に短縮される。
救急体制は北部地区医師会病院と県立北部病院が連携。医師会病院には循環器内科、心臓外科、消化器救急、産婦人科関係の患者を搬送し、県立北部病院には脳神経外科、小児科、多発外傷の患者を運ぶ。
2005年4月から今年4月30日までの約2年間で異常分娩(ぶんべん)などで北部からうるま市の県立中部病院に搬送された妊婦患者は169人。急患ヘリはこうした患者については中部病院のヘリ拠点に約15分で搬送する。
同医師会は既にドクターヘリ事業を全国的に手掛ける民間ヘリ会社と委託契約。ヘリは4人乗りで必要がある場合は医師も同乗する。運用は午前9時から午後5時まで。運航の所要時間は片道、救急車で1時間―1時間半かかる国頭村辺戸や安田で12、3分。東村は7分、本部町と今帰仁村、瀬底島、宜野座村は4分、金武町と恩納村は10分。
県立北部病院への搬送は救急車で7分の位置にある県農業試験場内のヘリポートを使用。ウリミバエ対策のヘリ用だったが、1993年以降は遊休化していた。県は北部広域市町村圏事務組合にヘリポートを貸与、同組合は同医師会に運営を委託する。
同医師会病院救急ヘリ運航調整委員会の小濱正博委員長は「万全な体制が整った。時間がかかるために失う命を取り戻す。救命医療のレベルは格段に上がったが、搬送時間だけがずっと未解決だった。中南部と異なり、救急医療の環境が十分ではない北部の医療のために、この体制を未来永劫(えいごう)続けられるよう努力したい」と話している。
県内ではほかに浦添総合病院が2005年から急患ヘリを運用している。
【琉球新報社、掲載日 2007年6月8日、URL http://ryukyushimpo.jp/】