2007.08.10
ドクターヘリ配備へ課題探る/八戸市民病院(2007/08/08デーリー東北新聞)
ドクターヘリ配備へ課題探る/八戸市民病院(2007/08/08デーリー東北新聞)
ドクターヘリの拠点病院を目指している青森県の八戸市立市民病院(三浦一章院長)は七日、北海道大学大学院医学研究科助手の中村利仁氏を招き、ドクターヘリに関する講演会を開いた。医師や看護師、消防関係者ら約百五十人が参加。青森県内での配備を想定した際の課題などについて学んだ。
中村氏は、現実的に外傷患者を救命するためのドクターヘリの行動半径を五十キロと想定。「八戸からでは西部、県病(青森)や弘前大からでは東部の患者の救命は困難だ」と指摘した上で、青森県の場合は県南と津軽の二カ所に基地病院が必要―との認識を示した。
ただ、例外としてプロペラ機並みの速度を誇る「ティルト・ローター」を持つ最新鋭のヘリであれば、一機でも全県をカバーできる例を紹介。問題点として▽通常のヘリの四―五倍の価格▽重量があり機体も大きい―などを挙げた。
また、運用面では「基地病院だけでなく、患者の受け入れ病院になる可能性のある二次病院すべてにヘリポートが必要だ」と助言した。