『小樽市長選挙で当選された山田市長の病院問題発言への助言』
?新市長の公約
・(2007年1月 4日の発言)建設の方針
「2007年度には基本設計を完了し、実施設計を経て、2008年には工事に着手し、2011年の秋ころの開院を目指す」としていますが、5年の間医師を引きとめることが出来るとは到底思われません。一度去った医師を引き戻すことは絶望的でしょう。
60%の市民が反対する中での強行着工は5年と言わず1年以内に医師離れが加速することになりかねません。
新市長が、医師離れは「新築しないから」とか「臨床研修制度の所為」とか的外れのことを力説しているからです。1年以内に労働組合を恐れず、存続のために聖域なき改革に取り組まなければ、夕張の再来は必至でしょう。
北海道新聞の報道によれば、こんな病院(小樽市民病院)では働けないと言って10人の医師が退職し、院長が率直に悪循環が始まったと言っているのです。医師1人退職すれば、年間2億円の医療収入が減ります。
固定費は減らせないので 極端に言えば1億円の赤字が出かねません。医師の琴線に触れる、努力する人が報われる経営体質にただちに変更することが緊急の課題。更に2007年度中に税金投入なしに収支均衡させる事。もし出来なければ、完全民営化だけが小樽市を夕張化しない条件です。税金投入なしに民営化で民間資金で新築する、大分県佐賀関町立病院を目指すべきでした。2007年度中に民営化すれば、2008年度中に開院できるはずです。
しかし小樽市民の40%は破綻への道を選挙で選択したことになるでしょう。
?病院の規模
山田新市長は、2病院統合で大きく減床と言っていますが、病床利用率を95%・平均在院日数を当面14日以内にすれば200床で十分です。北海道の失敗している他市の豪華病院を例に広大な面積を前提にしていますが、7400平米あれば十分です。駐車場は現在地で十分確保できます。
要するに、何が何でも、そして市財政が破綻しても築港地区に巨大・豪華病院を新築したいと言うことでしょう。
?起債について(長・私見です)
不良債務44億円解消した後に起債申請するのが当然で、解消計画だけで総務省が同意するはずはありません。起債申請前に、基本設計の支出をするのでしょうか?
事業費の50%を病院収入で返済すると市長は公約していますが、そもそも院長以下病院幹部は病院収入で豪華病院の建築資金の返済が出来ると思っているのでしょうか。
今黒字に出来ない人の言うことは信用されません。責任取る人が言っているのでしょうか。責任を取る時は夕張と同じでいなくなっているのでしょう。
残りの事業費27・5%は市民の皆さんの負担ですが到底その程度の額ではすみません。大きすぎる新築病院の悲劇の船出が始まることになりそうです。