2007.11.30

健康保険 岡谷塩嶺病院

『公立病院改革ガイドライン 病床利用率・臨床指標の解説・・・頑張っている健康保険 岡谷塩嶺病院 (長野県岡谷市)の数値目標を例にして・・・不採算の結核病床が60床あるため、病床計では42.3%になっているが数値目標別紙1で一般・療養について数値目標を策定する事になっている事に留意してください。感染病床も除かれます。
心臓外科専門病院に特化している岡谷塩嶺病院は、ガイドラインP5に臨床指標、医療機能に関する成果を解かりやすく示す指標を採用する事が望ましいとされている事に留意が必要です。なお、救急外科専門病院として常勤麻酔医・外科医各6名を確保、従たる研修病院として機能するに必要な繰り出しは要求できますし、岡谷市も交付税を全額病院ごとの積算で支援する事になります。役割を明確にしない税金投入はありえない事になります』(長 隆)

(岡谷塩嶺病院の紹介・・・)

「自治体病院が、無為無策のままに総合診療科を揃えようとして苦戦しているこの時期に、専門分野で高い実績を上げながら住民の税負担を最小に抑えようと努力している病院です。
総務省の公立病院改革は、公が荷うべき専門分野で魅力ある病院作りを目指している岡谷塩嶺病院のような病院が報われるような改革を目指しています。
新聞、雑誌等の心臓疾患医療のランキングで、岡谷塩嶺病院は全国でも常に上位にランキングされており、広範な中部圏域では心臓外科各領域でトップクラスの実績となっています。

○2006年4月の「日経病院ランキング 心臓病治療の実力病院(日本経済新聞社 編)」
                    過程  構造  治療成績
外科の総合ランキング       A    B    A
バイパス手術のランキング     A    B    A
心臓弁膜症手術のランキング   A    B    A 
胸部大動脈瘤手術のランキング  A    B    A

・ 「治療成績」は、症例数、在院日数、紹介率、治療後の死亡患者率などを指します。
・ 「構造」は、熟練医師数、専門人員数、当直医師数、設備充実の度合いを示しています。
・ 「過程」は、情報開示、セカンドオピニオン、クリニカルパスなどの充実を示しています。

○ プレジデント 「全国4000病院の実力ランキング」2007年12月17日号
「心臓外科治療べスト150」で、126症例を取り扱ったことでランキングされています。

上記ランキングのABAの中で、「B」の構造については人員数や設備充実度など、自治体病院の現場では解決仕様のない項目であり、これを政治と行政が解決すれば、AAAの心臓疾患専門病院として、全国の自治体病院の範となることでしょう。

岡谷塩嶺病院は、厳しい経営環境と毎年同額の繰入金推移の中で、平成17年まで黒字決算を継続してきました。不採算の結核病床を多く抱え、人件費の高い職員を多く雇用しながら専門分野で高い実績と安定経営を継続してきたこうした病院こそが、地域の医療を支え、また総務省の公立病院改革の中でバックアップされることとなる病院であると確信しています。(長 隆)