2008.10.30
診療報酬の改定根拠に部門別収支計算
『厚生労働省の佐藤敏信医療課長は10月28日、内科系学会社会保険連合(内保連)の例会で講演し、早ければ次の診療報酬改定で、診療科部門別収支計算によるデータを診療科ごとの点数配分の根拠として活用することになるとの見通しを示した。
佐藤課長は、中医協で実施方法を検討することになっている診療科部門別収支計算について、「次の改定に間に合うか分からないが、部門別収支計算の統一的な方法が差し当たって出来上がった。今後は、こうした方法に基づいて全国の病院の中から(対象を)抽出して、部門別の収支を出していく」と述べ、早ければ次の改定からデータを診療科ごとの点数配分の根拠に用いる考えを示した。
講演で佐藤課長は、診療科や部門ごとの収支状況を把握し、明確な根拠によって診療報酬改定を実施する必要性を強調。「病院についてもようやく部門別収支計算ができる」と述べた。さらに、私見と断った上で、診療科や部門別の収支を把握できるようになれば、病院の役割分担の明確化にもつながるとの見方を示した。』
(医療介護CBニュース 10月28日号)
とうとう病院に診療科別原価計算が導入される時代がやってきました。
下記の参考資料から実際の原価計算の方法が閲覧できます。
それほど仕組みは難しくはありませんが、医師の勤務時間をいかに外来と入院に分けるのか、複数診療科と担当している場合に診療科ごとにいかに分けるのかといった問題があります。
今まで診療科目別の収支が曖昧だったが故に引き下げられずに済んでいた診療科も原価計算により引き下げの対象となるおそれがあります。
参考資料:「医療機関の部門別収支に関する調査研究」等資料

