2009.05.28
厚労省「医系技官」 ― 医療荒廃の罪深き元凶
厚労省
現場を知らない医系技官による、診療報酬の独善的な「値付け」を、関係者は苦々しく思っている。しかしながら、病院経営者や製薬企業は、価格決定権を握られているため、医系技官に対しては絶対服従である。当然のことながら、多数の天下りを受け入れている。
薬や医療行為の価格は、建前上、中医協の答申を受けた厚労大臣の決定事項だ。しかしながら、厚労大臣は単なる飾り物にすぎない。中医協は、保険者、被保険者と医師や薬剤師を代表する委員らによって構成される。その数は合計して20人だ。
この20人の人事権は、日本医師会や日本薬剤師会など一部の団体からの指名枠を除き、医系技官が握っている。このため、中医協の委員はもっぱら医系技官に従順な人物ばかりが選ばれる。一方、医療関係者にとって中医協の委員を務めることは勲章への一里塚だ。不用意に医系技官の機嫌を損ね、これまでのキャリアを無駄にしたくはない。

